「家族信託」の費用はいくら なの?

 『家族信託の費用は幾らですか?』

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、その疑問にお答えしましょう。 →ズバリ『時価です!』(笑) 

…いや、「事務所によって違います」というのが正しい答えです。

先日あった事例ですが、東京都内にある「某マンションを家族信託したい」という希望に対して、150万円ほどの見積金額を提示した事務所があったそうです。
 一方で、私のように、それはあまりに法外でしょう…と感じてしまう小心者もいます。(詳細な依頼内容は聞いていないので私が正しいとも言えませんが)

現実的には、家族信託契約の基本スキーム(仕組み)や、契約書の内容は、依頼する方の希望や財産状況、生活環境などによって大きく異なってきますし、どのケースでも、遺産相続等の将来まで見据えた緻密な制度設計をすることが重要となりますので、信託法の理解と正確な知識、そして、それなりの時間と手間ひまが必要となってきます。

また、関連する他の専門家や、役所や、銀行などとの調整や所定の手続きも怠りなく行う必要があります。

そんなワケで、必要な費用=時価 となってしまうわけです。

しかし、近頃では、家族信託の認知度の向上とともに、高額な手続き費用がもったいない…。と考える人が増えているのも事実の様です。

実際に、ネット等で仕入れた即席の情報と、どこかから拾ってきた「雛形」を利用すれば、
家族信託なんか簡単にできるんじゃない?
と思ってしまった人からも、ほぼ毎月の様にお問い合せがきます。

でも、はっきり言わせて頂きます。止めた方が良いです。 

そもそも汎用の雛形なんか、実務では全く役に立ちませんし、知識の無い方が自分でやるのは、逆に、時間とお金の無駄になります。
あえて分かりやすい俗語で表現するならば「お金をドブに捨てる」様なものだと言えるでしょう。

たとえば、私たち専門職に依頼して頂いたならば、1〜2ヶ月程度で完了してしまう契約手続きが……

・いつまでも(永遠に?)手続きが終わらない…かも知れません。
・騙されて、希望が全然叶えらない契約をさせられるかも知れません。
・「お任せ」した場合の「何倍もの費用」が必要になるかも知れません。

巷に飛び交う客引き広告の様に、家族信託は甘くはありません。

専門職を名乗っている私たちでさえ、「これで大丈夫なのか…?」と常に自問自答の連続なのです。(…と言いつつ、そもそも面倒くさい話を解決するのが大好物な私は、嬉々として取り組んでいますが。笑)

折角なので、お得なアドバイスをさせて頂きますね。

もしも、希望する通りの家族信託を、一番安価に実現したい!とお考えでしたら、迷わず、

 『手続き一式を、完全お任せで専門職に依頼する』 
ことを、強くおススメいたします!



●家族信託で最低限必要となる費用

契約書の書き方次第で、将来の税金等は大きく異なってきます。(本当に細心の注意が必要です)が、少なくとも「契約する時」には次の費用の合計額が必要となります。

【共通費用】

@信託専用の銀行口座を開設する費用 10万円位
A公正証書を作成する費用 5〜10万円(信託財産額による)

【不動産を信託する場合の費用】

B登録免許税  不動産の評価額×0.3〜0.4%
C不動産の登記手数料 10万円位(登記を司法書士に依頼する場合)
D収入印紙などの費用 数千円

【手続きの代行費用】 手続き一式を虎林法務事務所に依頼した場合

E手数料 20〜30万円(信託する財産の種類や価格等によって大きく変動)

  









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