「離婚してやる!」と思う瞬間は、もしかしたら誰にでもあるかも知れませんね? 理由は人それぞれでしょうが、法律(民法)的には「離婚原因」が限定されているのをご存じでしょうか? @相手の不倫(不貞行為) A悪意の遺棄 …家に帰らず、生活費を入れずに放置するなど B3年以上の生死不明 C回復の見込みのない強度の精神病 Dその他婚姻を継続しがたい重大な事由 以上、これだけです。 なお、ドラマや世間でよく耳にする「性格の不一致」は含まれていないので、そんな理由では「法律上は」離婚が認められないことになります。 さて、近頃流行の?熟年離婚は別にしても、現実には不倫(不貞)などが原因で離婚をした人が多い様に感じます。 身近にも離婚経験者がいるし、皆も別れた方が良いって言うし、母子家庭だと様々な制度も使えるので、きっと「何とかなるはず!」と、勢いで離婚を選択するのだけは止めた方が良さそうです。 もし 「相手に否があることが明らか」な場合には、周到な準備を整えてから離婚をされることを、絶対におすすめします! (もしも自分が原因だったら…その場合には、素直にあきらめましょう) 長い人生には、絶対にお金が必要です。 一番肝心なのは「簡単に離婚届に判を押さない」ことです。 離婚が成立する、つまり離婚届が役所に受理されるまでは、収入の高い方(たとえば夫)が、家族全員の生活費を支払う義務があるのです。 ですから、「離婚届けに判を押す」までが勝負です。 離婚した後の条件をしっかりと取り決めて、契約書にしてから離婚届けに判を押しましょう。 何か疑問やお悩みごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
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